医療関係者の方へ
病院、クリニックさんへ
外来通院が困難となった患者さんに多職種と連携して在宅療養支援診療所として24時間365日対応します。
総合内科専門医、循環器専門医として心不全を始め処置が必要な症例やがん、非がんの在宅緩和ケアなど幅広く対応します。
豊橋の成田記念病院に7年間在籍しました。併設する明陽クリニックには豊橋市の透析患者さんの半分の350人が透析療法を受けておりました。透析患者さんは糖尿病、高齢、喫煙、脂質異常症、高齢などの動脈硬化のリスク因子を複数抱えており動脈硬化の極限の方もいらっしゃいました。私はその350人の透析患者さんの冠動脈造影検査、PCI、閉塞動脈硬化症、重症虚血肢のカテーテル治療を担っていました。近隣の豊橋ハートセンターのCTOスペシャリストの先生方にも助けて頂き、成田記念病院の形成外科、皮膚科、整形外科の先生方と共に切断術、創傷管理をし下肢救済を目標に診療をしてきました。
この頃は極度の動脈硬化、高度石灰化との戦いでした。下腿の慢性完全閉塞にwireを通し、風船で膨らまし血流を再開させましたが、1〜2ヶ月で再閉塞しまた足が真っ黒になる、壊死するという症例を経験し、下腿領域の循環器カテーテルインターベンションの限界を感じました。
岐阜羽島の松波総合病院の血管外科の先生に下腿distal bypassを施行して頂き長期間圧倒的な血流を回復し救肢できた症例を何度も経験しました。
しかしながら動脈硬化の末期の方はbypassが容易に閉塞し全ての手を尽くしても救えない症例も経験し理解しました。
みどり訪問クリニックでは癌末期の緩和ケアを始め在宅医療全般を経験し同時に新型コロナ感染症の第5波、6波の自宅療養患者さんの治療、フォローアップを担いました。
総合内科専門医として在宅医療の全般を見ながらも循環器専門医としてサブスペシャリティーである動脈硬化の末期の症例、透析症例、閉塞性動脈硬化症、糖尿病生足壊疽、重症虚血肢、動脈硬化の末期の在宅看取りにも正面から向き合います。
患者さんの人生観を尊重し、ご家族の気持ちに耳を傾け、住み慣れたおうちでご家族と共に穏やかに暮らせるよう看護師、歯科医師、ケアマネージャー、薬剤師、理学療法士、病院、クリニックと連携し情報共有ツールなどのITを活用しながら熱いハートで何事もフットワーク良く行動するように努めます。
高齢者施設、訪問看護ステーション、ケアマネージャー、ヘルパーさんへ
訪問診療
在宅医療ではそれぞれの専門性を持った多職種が情報を共有しながらチームとして患者さんのケアにあたることが大きな力になると考えます。なんでも話し合い問題点を共有し解決していけるようフットワーク良く行動することを誓います。
在宅医療で医師が担える役割は限定的です。訪問看護師さん、ご家族、理学療法士さん、ケアマネージャーさん、管理栄養士さん、ヘルパーさんには患者さんが住み慣れたお家で過ごせるようone for all all for oneの精神で問題に取り組み解決できればと思います。