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発熱外来

時間外はLINEで予約

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発熱外来の時間外の相談、予約、陽性者のfollow upはLINEで受け付けています。

時間内は直接0522320039へお電話ください。

 

事前WEB問診

 

予約確定後は事前WEB問診にご協力ください。待ち時間、診療時間の短縮に繋がります。

 

当院のコロナ発熱外来の特徴

  1. 院内にリアルタイムRT PCR 機器のGene LeadⅧとNEAR法のID NOWを完備しています。
  2. NEAR法なら13分、リアルタイムRT PCRなら午前の検体は15時頃までに、午後の検体は17〜19時頃までに電話で報告できます。
  3. PCRの結果は全例当日中に結果報告をします。検査の精度を上げるために来院前1時間以内の飲食はお控えください。
  4. 通常の診察室での診察に加え、駐車場に車を停めてドライブスルーでのコロナ検査が可能です。
  5. コロナ陰性の場合の発熱の原因の鑑別や、専門医への紹介を迅速に行います。
  6. 解熱剤、咳止め等は院内処方で薬を受け取って帰れます。
  7. 完全予約制なので待ち時間がありません。
  8. 当院は保険診療の医療機関ですので発熱や咳などの症状を認める方に対して検査をします。無症状の方や陰性証明を目的とした方に保険診療でのPCR検査はできません。そのような目的でPCR検査をご希望される方は愛知県が補助金を出している無料PCR検査場で検査を受けてください。

※リアルタイムPCR機器が2台に増えました。検査結果は午前の検体は13時から15時頃までに、午後は17〜18時頃までに電話で報告できます。

PCRレポート(英文)を希望される方はLINEでPDFで送付致します。

※診療終了間際の検体に関しては現在感染状況が落ち着き、働き方改革を踏まえ、ジーンリードではなくID NOWを使用しております。

 

発熱外来受診までの流れ

①まずは診療時間内にお電話ください。診察時間の予約を取ります。

時間外の相談、予約、陽性者のフォローアップに関してはラインで友達追加の上ご相談ください。

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※土曜日、日曜日、祝日は基本的には名古屋市医師会急病センターにご相談することがよいかと思います。

感染状況逼迫時は土曜日午前に発熱外来を診療する事もあります。適宜お知らせにアップします。

 

②事前WEB問診にご協力してください。

 

③車で来院する場合は基本的にドライブスルー検査とします。車以外で来院される場合は待合室にお入りください。

※咳がひどい場合は感染予防対策として院内に入る際にN95マスクへ変更させていただきます。当院で支給します。

 

④検査結果が出るまで待合室あるいは車内でお待ちいただきます。

 リアルタイムPCRの場合は検査結果がでるまで数時間かかりますので一旦帰宅していただき、電話で結果を説明します。

 

⑤解熱剤、咳止め等であれば院内処方で対応します。

 

⑥発熱外来は基本的に保険診療で約5000円程の自己負担があります。現在クレジットカード、電子マネー、コード決済に対応しています。

 

新型コロナウイルス感染症

新型コロナ感染症のパンデミックが始まって2年が経過しました。

ワクチンがない時代の初期の武漢株、肺で増殖しやすく強毒化したデルタ株の後、デルタ株に比べ、世代時間が約2日(デルタ株は約5日)に短縮、倍加時間と潜伏期間も短縮した上気道で増殖しやすいオミクロン株が出現しました。

ワクチンや感染により獲得した免疫を回避する方向にオミクロン内で変異が現在進行形であり今後12ヶ月以内にデルタの時代に突然出現したオミクロン株のような危険な変異株が1回以上起こる確率が35%という試算もあります。

mRNAワクチン接種が進み治療薬が開発され重症化リスク、死亡率が大きく低下しましたがワクチン未接種で基礎疾患がある症例ではオミクロン株はデルタほどの強毒性はありませんが、初期の武漢株と重症化、死亡率が変わらないことは先日の香港でのデータや最新の論文が物語っています。

mRNAワクチンは重症化予防に大きく貢献します。メモリーT細胞、B細胞がウイルスのスパイクタンパクを長期間記憶し、いざウイルスが侵入した時に、すばやくウイルスを攻撃する抗体を産生しキラーT細胞が活性化します。その結果、重症化を予防し3回接種者は未接種と比較して死亡率が1/100になったというアメリカでの報告があります。また、ワクチンに誘導されたメモリーB細胞は数ヶ月をかけて抗体遺伝子にランダムに変異が生じ変異抗体を産生できるようになり、変異ウイルスに対処できるという驚くべき仕組みもあります。3回目、4回目のワクチンの間隔を5、6ヶ月あけるのは、このいわゆるメモリーB,T細胞の成熟とも言える体内での抗体の変異を待つ意味合いもあります。

しかしながら発症予防効果に関しては比較的短期間に低下する事がわかっていて、それは血中に含まれる抗体量が徐々に減少するからですが、それは自然なことで、なぜならば人体は常に無数の細菌、ウイルスと闘っており、それぞれの敵に対する抗体が無数にあり、その抗体が常に高い値を保つと、血中は抗体で溢れてしまうからです。だから、しばらく敵と遭遇しないと抗体は減少し、代わりに記憶T,B細胞が敵を記憶し再度侵入してきた時に速やかに抗体を産生し敵を撃退します。

ワクチンを何回打っても多数のウイルスを吸入するとブレークスルー感染が成立します。発熱しているコロナ感染者とすれ違うだけでは感染しませんが、カラオケボックスで10人の発熱コロナ患者さんと2時間カラオケすると高濃度のウイルスを吸入し3回ワクチン接種済みでも感染します。1000万個のウイルスがすべて細胞に取り込まれるまで30分程しかかかりません。

みどり訪問クリニック勤務時に第5、6波の自宅療養を担当しましたが、デルタ、オミクロンの重症化症例は全例ワクチン未接種でした。肺炎を併発し血中酸素濃度が低下し、酸素吸入が必要となったり、38度の発熱が1週間以上継続することもありました。同時にワクチン2回接種済みの患者さんは80代でも1、2日発熱し回復する症例を目の当たりにしました。

ワクチン3回接種済みの60歳以下はインフルエンザ並み、あるいはそれ以下の症状、経過を辿ることが多いです。しかし後遺症など未解明の問題も残されています。

素晴らしいワクチンの効果により重症化する症例は大きく減少しましたが、一定数存在するワクチン未接種、高齢、基礎疾患を有する症例では今後も重症化する可能性があり、若くて健康な人でも感染すれば社会活動が制限される状況はこれまでのインフルエンザ感染の場合と同様です。

 

リルタイムPCR検査、NEAR法、迅速抗原検査

院内ラボにはPSS社のリアルタイムPCR機器のジーンリードエイト、NEAR法のAbbott社のID NOWがあります。

それぞれの機器には長所、短所があります。精度を例えるならばジーンリードエイトはF1マシン、ID NOWはスポーツカー、迅速抗原検査は自家用車といったところでしょうか?

 

ジーンリードエイト

ジーンリードエイトはリアルタイムPCR検査機器です。

ウイルスから抽出したRNAを磁石を使って不純物を洗い流し、精製する独自の特許技術が特徴で、その技術は大手検査会社が使用している高額で大規模なリアルタイムPCR機器も採用しています。

最小検出感度(LOD)は32コピー/mlであり、大手検査会社の最高精度の機器と遜色ない精度です。

結果がでるまで2時間かかります。鼻咽頭ぬぐい液に加え唾液でも検査が可能です。

RNAを精製後に核酸増幅の工程があり最大40サイクル(理論的には1サイクルで倍になる)、数十億倍にRNAが増幅された後、光で検出します。

例えば15サイクルでウイルスを検出できれば、検体中のウイルス量が非常に多く感染性が高いことを意味し、38サイクルまで増幅させてようやくウイルスを検出できた場合、ウイルス量は非常に少なく感染性が低い状態といえます。

この機械のメリットはウイルスの量がサイクル値で推定できることです。(数値が大きいとウイルス量が少ない、数値が少ないとウイルス量が多い)

発症前後数時間でウイルスは指数関数的に増大します。

また、精度が高すぎて感染性がないにもかかわらず感染後2〜4週間後も陽性となることがあります。

症状や経過、感染者との接触状況などを加味し数値の解釈をすることが重要です。

 

 

ID NOW

ID NOWは等温核酸増幅法(NEAR法)という方式でPCR機器ではありません。

ジーンリードエイトの様にRNAの精製はせずに検体をそのまま機械にセットする方法で簡便ですがリアルタイムPCRほどの精度はありません。しかしながら抗原検査よりもはるかに精度がいい検査です。LODは500コピー/mlといわれています。

特筆すべきなのは陽性で最短5分、陰性で13分で結果が出ます。

鼻腔、鼻咽頭ぬぐい液で検査ができます。唾液では検査できません。

※第7波では大事な時に試薬の供給がストップし、この機器は使えなくなりました。2022年の第6波のピーク時にも同様に試薬の供給がストップした過去が有り、この機器は大事な時に機能せず試薬代も高額で閉院前の時間帯以外に滅多に使用していません。

 

迅速抗原検査

抗原検査のメリットは簡便でウイルス量が多いと最短20秒ほどで結果が出ることです。

しかし感度は低い傾向があります。ウイルス量が少ないと陰性となることがあります。抗原検査で陽性であれば感染性が高いことを意味します。コロナ感染が強く疑われる状況で発熱などの症状が出現している状態ではかなりの確率で陽性となります。

従来は鼻咽頭ぬぐい液のみでしたが最近唾液で検査が可能なキットが開発されました。

※現在唾液の抗原検査キットは感度が低く使用しておりません。全例、鼻咽頭拭い液検体を使用しています。

当院では抗原検査キットが陰性となった症例は全例リアルタイムPCR検査を追加し偽陰性の症例を極力回避する方針としています。

 

院内ラボ

院内ラボ内でバイオハザードクラスⅡA2型対応の安全キャビネット内を使用し新型コロナウイルス感染症病原体検査の指針を遵守し感染対策を徹底して検査を行っています。

 

院内感染対策

Airtech社製のHEPAフィルター付き陰圧換気装置を導入しています。HEPAフィルターを通し0.3μm以上のエアロゾルを99.99%除去し、16㎥/min室内を換気すると同時にHEPAフィルターを通しエアロゾルを除去した空気を4㎥/min室外に排出し、近隣住民にご迷惑をお掛けしないよう努めております。室外に浄化した空気を排出し、同量の新鮮な空気が外から入り、よりクリーンな室内環境を維持しています。

Airtech社製のクリーンパーテーション(HEPAフィルター内蔵、0.3μm以上のエアロゾルを99.99%除去)を検体採取室などに設置しています。

TPAフィルター内蔵の空気清浄機Airdogも診察室に設置しています。

スタッフはN95マスクを着用し院内感染対策をしています。

 

治療について

新型コロナウイルス感染症に対しては基本的に風邪と同じで対症療法となります。

抗ウイルス薬の投与に関してはワクチン未接種、高齢、重症化リスク因子を保有する方で発症5日以内で、呼吸不全がなく、服用している薬との飲み合わせに問題がないなど欧米のガイドラインを踏まえた当院の指針を満たした症例に限ります。基本的にワクチン未接種の高齢者あるいはワクチン接種済み超高齢、重篤な基礎疾患を持っている方、衰弱している方が対象になります。

 

ドライブスルー検査、駐車方法

徒歩での来院も可能ですが、クリニック前の駐車場に駐車し車内での検体採取、テレビ電話での問診、医師の診察、酸素飽和度のチェックを行います。

基本的に車内で完結することが多いですが、重症感がある場合やコロナ以外の他の疾患が原因の発熱を疑う場合は診察室での詳細な身体診察をします。

 

①クリニックの前の駐車場(赤く囲った場所)に前向きに駐車して下さい。(バックですと事故の原因となる可能性があり、帰る際は誘導します。)隣のコインパーキングは当院の駐車場ではありません

②換気を内気循環に変更して下さい。

③車内で携帯電話を使い問診します。

④車内あるいは院内の検体検査室で検査をします。必要時は診察室内で診察します。

⑤検査結果が出たら車内で会計をします。(車内でクレジット決済可能です)

⑥お帰りの際はスタッフが交通整理をします。

 

子供の診察について

当院は症例によりコロナ検査の機器を選択し、鼻咽頭、唾液などの採取法を使い分け、負担が少なく、精度を担保した検査を心がけます。子供の症例では重症化は少ないですが稀にクループが重症化し呼吸困難となることもあるため、重篤感がある場合は近隣の小児科クリニックさん、総合病院の小児科を紹介します。

※小児の処方は基本的に院外処方とします。

 

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