年末年始のコロナセルフメディケーションについて
抗原検査キット
研究用の抗原検査キットは論外ですが医療用の抗原検査キット(体外診断用医薬品)の中でも唾液で検査をするタイプは陽性の信頼度は保たれていますが陰性の信頼度は全く無いので使用しないでください。
自宅で体外診断用医薬品の唾液用で陰性であった方が当院を受診し鼻咽頭で検査をして陽性となる例がこのところ頻発しています。
自宅で抗原検査をする時は鼻から検体をとるタイプの製品でしっかり鼻の奥まで挿入して検査をしてください。
鼻にしっかり挿入し検体を採取後、さらにサランラップで鼻をかみ、そこについた分泌物を拭う操作を追加することで信頼性の高い検査ができると考え私は個人的に推奨しています。
体外診断用医薬品は薬局で購入できます。Amazonでも購入できますが普通に検索しても研究用しかヒットしません。
そこで『第一類医薬品』と入力し検索することでようやく商品にたどり着けます。
現在はロシュとSHIEMENSの2択です。5キットで6000円から8000円です。
名古屋市陽性者登録センター
体外診断用医薬品で抗原検査キットで陽性が確定すれば名古屋市陽性者登録センターに登録してください。
65際以上、妊婦さんは陽性者登録センターは利用できず、クリニックを受診する必要があります。
市販の解熱鎮痛剤
解熱鎮痛剤はコロナ感染後の療養中に一番頼りになる薬です。
妊婦さんや子供でも安心して使えるアセトアミノフェンは薬不足でクリニックや薬局への供給が滞っており、当院も例外ではありません。
しかし薬局やAmazonでは自費で高いですが在庫がまだ豊富にあります。市販のアセトアミノフェンは数種類あり、小児用の坐薬のこどもパブロン坐薬があります。
妊婦さんや子供でなければイブプロフェンやロキソニンも非常に有効です。
厚生労働省のサイトで薬局やAmazonで購入できる解熱鎮痛剤のまとめがありますので一度目を通して下さい。
咽頭痛
喉の痛みで評判が良い薬はペラックです。龍角散ののど飴も足しになります。
咳止め
メジコンがAmazonや薬局で購入できます。
漢方の麦門冬湯の併用も効果的です。
他にパブロンなどの総合感冒薬も頼りになります。