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セマグルチドがラットのアルコール摂取量を減少させるとの論文です。

[2023.06.13]

過去の研究ではGLP1受容体作動薬がラットや過体重のアルコール使用障害患者の飲酒量を減らす傾向があることが知られています。今回GLPI受容体作動薬のセマグルチドがラットのアルコール摂取量を減らし、さらに、セマグルチドがアルコールの興奮作用やドーパミン増強作用を妨げることも明らかになりました。

今回の研究はあくまでラットでの結果ですが、今後、アルコール使用障害患者、特に肥満患者のアルコール摂取量を減少させる可能性があり、臨床試験で効果を検証する必要があるとの論文です。

アルコール多飲はアルコール性脂肪肝炎、認知機能の低下などのリスクがあり、GLP1受容体作動薬で摂取カロリーが減ると同時にアルコール摂取量が減少すれば健康寿命が伸びる可能性があります。

 

出典   Semaglutide reduces alcohol intake and relapse-like drinking in male and female rats

 

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