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米国でマンジャロが商品名を変えて肥満症治療薬としてFDAの承認を得ました。

[2023.11.09]

Zepboundという商品名でBMI30以上の肥満、あるいは高血圧や脂質異常症、2型糖尿病、閉塞性睡眠時無呼吸症候群、心血管疾患などの体重関連疾患を少なくとも1つ以上を持つBMI27以上の過体重に対しての体重管理目的での承認を得ました。もちろん食事療法(摂取カロリーを消費カロリーよりも500kcal/日少なく設定)と運動療法(週150分以上の早歩き以上の運動)が前提です。1ヶ月の薬価は糖尿病治療薬のマンジャロとほぼ同額の1060ドル(16万円弱)です。15%〜20%の減量効果があります。日本でも2025年頃に承認される思います。アメリカの肥満患者は糖尿病患者の数倍いるのでウゴービ同様、需要が爆発的に増大して供給が追いつかず日本のマンジャロの供給にも影響がでると考えます。設備投資次第でなんとも言えない部分もありますが、マンジャロの出荷制限は2024年度中は続くと私は考えています。今後、ゼップバウンドの心血管イベントや脳卒中のリスクの低下、閉塞性無呼吸症候群のAHI改善、CPAP離脱率などのデータが続々と発表され、肥満関連の死亡率が低下すると私は考えています。

 

出典:FDA Approves New Medication for Chronic Weight Management

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