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1日1回食後内服のGLP1受容体作動薬オルフォルグリプロンの第2相臨床試験の結果です。

[2023.06.24]

内服方法に制限のない1日1回経口療法としての非ペプチド性グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体作動薬オルフォルグリプロンの非糖尿病肥満症患者第2相臨床試験(BMI38 110kg)で36週後に約-15%の減量効果を認めました。リベルサスの50㎎と同等ですが、36週時点でまだ減少傾向は継続しており、50週後にはさらに減量している可能性があります。副作用は他のGLP1製剤と変わりないようです。血圧の低下、悪玉コレステロール、中性脂肪の低下を認めますが善玉コレステロールは保たれるようです。脈拍数が10%程増大する傾向があります。GLP1受容体作動薬は一般的に肥満症の患者さんのほうが2型糖尿病患者のより体重減少効果がある印象です。食事、運動療法の指導の質の問題かもしれません。

3,4年後に発売といったところでしょうか?中外製薬が創製しイーライリリーが製造、発売します。

Daily Oral GLP-1 Receptor Agonist Orforglipron for Adults with Obesity より

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